科学というフローチャート


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樹形図というものは誰でも作ったことがあるだろう。

場合の数の問題を解くときにいい手法が思いつかず、無理やり全部書いて解くのに非常に役に立つもののひとつ、そう、あの樹形図である。

 

実は、この樹形図というのは、物事を暗記するのに非常に役に立つのだとか。

論理関係がうまくつながるように上の写真の○のところに暗記したいことを書き、この論理関係を掴んでいくとスッと頭に入るらしい。

 

そして、科学というのは常に樹形図的なのだと思う。

樹形図的な形になって、一分野の”モデル”が完成する。

 

例えば、物理における「力学」などがわかりやすいであろう。

上の図に当てはめるとするならば、一番左にあるのが「ニュートンの3法則」。○の中身を記述するのは力学特有の位置、速度、加速度などの言語と数式。それらに線を結ぶ根拠となるのは数式の計算。まるっきり樹形図である。
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こういう構造は「数学」だって同じだし、おそらく「哲学」だって同じ構造をしている。

そういった「科学」と言われるような学問はすべて一番左に公理や原理がやってきて、何かしらの言語を使ってそれらを記述したり論理関係の裏付けをする。

 

こういった樹形図を作った後、今度は樹形図によってしっかりした論理体系を活用し、モデルを作って、そのモデルの中で実験したり実際の世界をそのモデルというfunctionを通して分析したりする。

 

おそらく科学というものはこういった仕組みになっているだろうと思う。

そして、科学というものはこの世界で一番客観的なものであるから、仕組みを理解し、うまく活用していきたい。そして、しっかりと接していきたい。